レズビアンの友達を作ろう。長いL人生を楽しむために大事なこと。

恋人も大事だけどレズビアンにとって仲間作りってかなり大事です。私ごとですが、昨年とても素敵な出会いがあり仲間作りの重要性を真面目に考えるきっかけが出来ました。

少し長くなりますが、L の生き方について思うところがあったので、二編に分けてお送りします。

【出会い編】LGBTフレンドリーな異国の地で平均70代のおば様たちの女子会に参加する

昨年、会社の夏休みを使ってベルリンストックホルムのプライドパレードに行きました。(レポートはリンク先をご覧ください。)

ベルリンのパレードまでは私の彼女も同行していたのですが、彼女の会社は夏休みが短い為、ストックホルムの殆どは一人旅になりました。
少し観光にも行こうと思い船に乗ってアーティペラグという島のツアーに参加しました。

そこは日本で言えば直島みたいな所です。ツアー船の中に70代ぐらいの白髪の日本人らしき女性2名をみかけました。

帰りの船で席が近くなったので「日本からお越しなんですか?」と声をかけたら、「日本人だけどストックホルムに住んでいるのよ」と上品な話し方で答えてくれました。白髪のおば様に「ここで日本人に会うなんて珍しいわ、一人旅?」と聞かれて「そうなんです。一緒に来てた連れが一足先に帰ったので」と話したらスウェーデンの生活や日本との違い等色々お話を聞かせてくれて、話してる内に船がストックホルムに着く時間になりました。おば様は「あなた、もし良かったら私たちと一緒に夕飯しない?」と声をかけてくれました。普段なら見知らぬ人にはついて行ったりしないのですが、聡明で品のあるおば様達だし信用して大丈夫だろうと思い、ついて行くことにしました。
夕飯はストックホルム在住の方のホームパーティーだったので、いきなりホームパーティーデビュー。しかも自分の親以上の平均年齢70代の女子会でした。

アウェイで最初はビビってしまいましたが、この年代でスウェーデンまで来ているような女性の強さや意識の高さって凄いんです。話してる事も日本で専業主婦やっていたような同じ70代女性とは全く違っていて、政治や世界で起きている事、文学や演劇等。物事の洞察力も鋭くとても刺激になりました。

皆さん何繋がりの人達なのかな?と疑問に思う所もあったのですが、ストックホルム在住の女性合唱団だったり、日本在住で旅行で来ているフェミニストの会の人など意外とバラバラで、おば様同士でも今日初めて会ったみたいな関係だったようです。
しかも全員が生涯独身を通した人もしくは旦那さんは先に亡くなっているみたいでした。

でも全然孤独って感じではなくそれどころか女学生の乙女に戻ってるかのような雰囲気で仲良くしててそれがなんとも微笑ましかったです。

女の友情って儚いとかよく言われますが、結局男性(いや子供ができる?)が絡まなければ意外と平和に長続きするのかもしれません。

【邂逅編】まさかのカミングアウトと広がるLネットワーク。シニアLの暮らしを知る。

最後にホームパーティーをから帰る時に「私は旅行で来てて、日本に住んでるのよ。アトリエがあるから良かったら遊びに来てね」と名刺を下さった方がいたので、さっそく連絡をさせてもらいました。

なかなか面白い経歴の方でした。大学→アングラバンド→演劇の舞台作り→大工→建築家→木工アーティスト(現在ココ)というフェミニストなおば様です。

今年その方のアトリエのオープンデーがあったので、遊びに行ったところ、それがきっかけでなんと共通のLの友人がいることが発覚!そこからお互いのカミングアウトとなりました。

あんなヨーロッパの隅っこの国に行ってまでレズビアンと出会ってしまう自分の強運に驚きながら、今度は共通の友人やその方に会ってみたいというLの友達も数人連れて、アトリエのパーティーに再度行かせてもらいました。

現場では更に共通の友人のご友人(広がるLネットワーク!こういうのはLあるあるですね)にもお会いし、おば様がレズビアンの仲間と皆で家を作ってそこに住んでいるというのを教えてくれて、共同で仲間暮らししているご自身のお家の内部や住宅群を見せてくれました。

20m間隔に5棟ぐらいけっこう大きめの家もあり、そこはその仲間暮らしプロジェクトを考えたリーダーみたいな人たちと住んでいるとの事。そのお家たちがまた魔女の宅急便やとなりのトトロに出てくるようなお洒落なお家で感動しました。

ストレートの人も含めて結婚が人生のオプション設定になったのは今のアラフォーぐらいの世代が初めてぐらいだと思います。(江戸時代以前は結婚制度自体があやふやだったとはいえ、女だけで生きるのは尼僧になる選択肢以外なかったと思われるので)

結婚が人生のデフォルト設定だった世代の女性達が自分の生き方を切り開くには物凄い覚悟と苦労があったでしょうけど、仲間と暮らしのお家を見せてくれたおば様の笑顔はとても曇りなく素敵でいい顔をされていました。生涯を共に歩んだ仲間との暮らしって素敵だなぁと憧れました。
多分私たちの世代はその世代よりLGBTの権利的にはかなり恵まれていると思うのですが、それでもまだ親世代が上手くいった生き方を踏襲すべきか悩む人も沢山いるのも現実です。

周囲からよくレズビアンとしての生き方を貫いていると思われがちな私ですら、高校で初めて女の人を好きになった自分に焦って、大学では男性と付き合わないといけないんじゃないかと軌道修正に悩みました。(でも誰と付き合ってもまともに好きになれず、大学を卒業する頃にやっと悟りをひらけました。)

レズビアンとして生きるということは私にとって人生を賭けた壮大な実験みたいなものです。失敗だったという結論もあるかもしれません。でも仲間がいるから腹を割って恋愛の話ができたり、自分の生き方に孤立せず楽しく生きていけています。
普通に暮らしているLGBTはなかなかカミングアウトできないので、例えば恋愛に悩んでも相談する相手もいなくて孤独感に苛まれたりすると思います。そういう時一緒に歩んでくれる仲間がいるといないでは全然違います。
今はインターネットやアプリで簡単に繋がれる時代です。インターネットはマイノリティーにとって確実に追い風になっていると思います。

既にSpindle+で一緒にら歩む仲間と繋がって、コミュニティを作っている方もいますが、今後ともレズビアンの仲間づくり友達づくりにSpindle+アプリが貢献できたら嬉しいです。

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